あしあと

すきを見て更新再開したいなとは思う

よろず屋退魔士の返済計画1 感想

よろず屋退魔士の返済計画 1 100億の契約書 (オーバーラップ文庫)

よろず屋退魔士の返済計画 1 100億の契約書 (オーバーラップ文庫)

あらすじ

「おめでとう、わたしの一生をかけて、オマエを使い尽くしてあげよう」

退魔の名門「神堂家」から破門され、かつて住んだ家に戻った追儺狗朗を待っていたのは幼馴染の九十九みぎりと100億円という莫大な借金だった。破門された身のため、退魔士として依頼を受けることができない狗朗だったが、みぎりの発案により「死者専門の何でも屋」を開業することに。しかし舞い込む依頼は死者のしょうもない心残りなど、どれもひとクセあるものばかり。更には神堂家からも後輩にあたる退魔士、葛が追いかけてきて!?退魔士の少年と暴君少女が始める借金返済コメディ、ここに開幕!

 

引用

「あぁ、そうだ……肝心なことを言うのを忘れていた」

「おかえり、句朗」

「あ…………」「………ただいま」

 

感想

 き、来た!これは来た!幼馴染来た!幼馴染大勝利ィー!!そして、この台詞の挿絵、みぎりエロ……もとい可愛すぎんでしょう。正直途中からみぎりのために読んでた感ある。こんな子と同棲してて、何も反応しない主人公はきっとホモ。え?葛?HAHAHA

 

 さて、ついに創刊したオーバーラップ文庫(略してOL文庫らしい)のラインナップのひとつ。やや某少年漫画で見たような駆け出しですが、異能力がある上、メインヒロインたるみぎりのわんぱくな性格から終始振り回されている主人公という図がそれとは異なる作品に仕上げていました。読了後に読み返してみて、過酷な過去のある主人公にとって冒頭の再会は心の休息になったことでしょう。

 

ネタバレになりそうなものは下に収納

 

 全体として一言でまとめると良く言えば「無難」、悪く言えば「普通」。

 普段であれば『普通に面白い!次に期待したい』とか思えるのですが、これが文庫の創刊ラインナップであると考えるといささか物足りない感が残りました。創刊であるからこそ上手くまとめたいとは思うのですが、レーベルとしての色が垣間見えず、またインパクトに欠けるため数多くあるライトノベルの中に埋もれやしないかなーと思ったりなんだり。

 

 とかなんとか書きましたが、続巻期待してますよ!久々に幼馴染大勝利モノを見つけたんだから、はやくみぎりの想いが届いてほしいものです!

 

追記

 オーバーラップ文庫はISがあるし、変な方向性がレーベルに付いてしまうような危険を犯すよりは良いとの判断でしょうか。だからこそ冒険してほしかった気もしますが。