日々徒然なるままに本を読むモノの足跡。

私が読んだ本の感想などを書き連ねていくブログです。ネタバレを多く含む可能性があるため、十分にお気をつけ下さい。

浮遊都市のアリス&シャーリー1 感想

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 (オーバーラップ文庫)

浮遊学園のアリス&シャーリー 1 (オーバーラップ文庫)

あらすじ

転校生を待っていたのは、学園最強ペア『お助け猫』アリス&シャーリー! 街が空中に浮かべられるくらいの近未来特有幻想という異能力に覚醒してしまった者たちは、一般社会から隔絶された空中学園都市《楽園》に集められていた。 柾貴は菓子作りが趣味の平和な高校生だったのに、最高レベルの幻想具現者と判定され転校してくる。 再会した幼馴染みのシャーリーと、物静かで不思議な少女アリス。 ふたりは、幻想悪用の校則違反者を取り締まる《規律委員》の最強ペアだったが……ささいな口論からチームを解消してしまう。 しかも、柾貴は最高レベルだという理由でアリスから、新しいパートナーに選ばれてしまい……!? 最強! 最凶?紅茶とお菓子の異能学園バトルレベルMAXで開幕!!

引用

「……あなたならできます。なんせ……わたしのパートナーなのですから」

「やっちゃえ、柾貴!」

「ああ!」

 

「ようこそ、ぼくの世界へ」

 

感想

 これ柾貴が主人公なんじゃなくて、主人公はアリスとシャーリーですよね、間違いなく柾貴はただの視点、読者と同じ側なんじゃ。「賢いが非常識な」アリスと「難しいことはわからないが常識のある」シャーリー、《お助け猫》2人とその保護者の柾貴のドタバタラブコメ異能バトルみたいなイメージかなぁ……?これから変わっていきそうだけど。

 

 さて、ちょいSFというか現代異能モノというかジャンル的にはわりとよくあるものです。ただ他と違うのは主人公、柾貴の能力がわりと地味であるということ、敵を撃退する役目がアリスとシャーリーのヒロインにあること、でしょうか。要するに、他の物語での敵と戦う準備をする能力が脇のキャラクターがやるのではなく、主人公/視点となるキャラクターがやってるところに妙があるのかな、と。

 しかし、主人公は能力は地味でもやっぱり主人公なんですよね。眼鏡かけてるから運動音痴と思ったら、シャーリーの影響で喧嘩が強いっていう……しかもやたら家庭的。なにこれ完璧なの?スペック高くね?完璧系男子なの?そりゃ惚れるわ。

 加えて、特有幻想(ディアレクト)という異能力は使用者のイメージと直結してるから強くも弱くもできないという、能力の調整が利かない点も面白いなと。それによって強い力は限定的に封じることもできる展開になりますしね。まぁ、柾貴の能力の使い所を作りやすいとも言いますがねー。故にこの作品は電撃文庫ストライク・ザ・ブラッドみたいにテンプレの展開が続きそうで、そういうのが好きな僕としては良いです。

 

 アリスさんや、その猫耳カチューシャはコスプレなの?好きで付けてるの?CoPじゃないけど、あっちのありすちゃんと一緒に可愛がりたい……。