東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest ?
東京レイヴンズ4 GIRL RETURN & days in nest I (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: あざの耕平,すみ兵
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/05/20
- メディア: 文庫
- 購入: 2人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (27件) を見る
土御門夏目―芯が強くて楚々とした、春虎自慢の幼なじみ。…の、はずだった。半年前までは。しかし現在。「このバカ虎!」。半年ぶりに再会した幼なじみは、陰陽塾きっての秀才で口が悪くて素直じゃなくて、とある理由で男装女子になっていた!?そして、その男装女子に日々振り回されている、日本一ツイていない少年、土御門春虎。「夏目君とデキてる…ホモなんでしょ?」「いや実は幼女好きだって」。クラスメイト曰く『ホモだと思ったらロリコンだった』。心ない噂と運の悪さに苦しむ春虎。しかも二年になった二人を襲ったのは、あの夏の日の「嵐」!大騒動の学園生活を経て波乱の新学期がいま始まる。
男装女子よし、陰陽師よし、ロリよし、と私得な3要素が絶妙に混ぜ込まれていて、毎回悶絶させてくれるこのシリーズ。今回の4巻は前半に本筋、後半に短編と面白い構成でした。あとがき曰く、5巻もこれと同じ構成らしく、すごく楽しみです。
さて、本筋では、『神道』たる彼女が復活し、なんだかなんだで夏目の秘密を突き止め、彼女らしい不貞不貞しさで三角関係の一端に飛び込んできたのには、心が踊り、これからがより楽しみになりました。まだ京子という伏線が回収されてないため、春虎を巡る関係がどうなるかまだ2転3転しそうで、待ち甲斐があるってものです。それに加えて、謎めいた先輩の登場はどこで彼女が関わり、どう展開していくのかが気になるところです。
そして、短編はひたすらにコメディタッチで今までの夏目の印象がぶち壊されるくらいでした。ある程度は予想していたものの、夏目が春虎のことを好きすぎて好きすぎて……しかし、素直になれなくてヤキモキしているのを見ていると、悶絶したくなるほどニヤニヤしてしまいます。いやもう、まじ夏目可愛いよ夏目。
しっかし、木之下先輩可愛いなぁ。