日々徒然なるままに本を読むモノの足跡。

私が読んだ本の感想などを書き連ねていくブログです。ネタバレを多く含む可能性があるため、十分にお気をつけ下さい。

101番目(ハンドレッドワン)の百物語4

101番目の百物語 4 (MF文庫J)

101番目の百物語 4 (MF文庫J)

一文字疾風、通称モンジは、ある日突然『百物語の主人公』になってしまった、ちょっと普通じゃない高校生。そんなモンジの前に、妹のように大事にしている従姉妹の理亜が『終わらない千夜一夜』として現れる。兄に戦いをやめさせたい理亜と、そうはいかないモンジ――誰よりも互いを想うがゆえに、ぶつかり合わざるをえない二人。一之江ら大切な物語たちと、同じく大切な妹との戦いを前に、モンジは苦渋の決断を迫られる。「私の物語になりなさい、兄さん」理亜の言葉にモンジの選択は……!? サイトウケンジ×涼香が贈るノンストップ学園アクションラブコメ第四弾!

「私を消さないで下さいね。……疾風」

 このセリフにモンジ共々死にましたね。普段冷静で素っ気ないキャラがポロッと本音を出す時が一番悶絶すると思うんですよ。はい。しかし、一之江がどんどんメインヒロインとしての地位を確実なものにしていて、個人的には嬉しいです。

 さて、この巻は既存のヒロインの活躍も存分に見れましたが、やはり妹無双でした。『主人公』としてロアと戦うにはほぼ最凶の能力を持つ妹という壁は厚く、心が折れそうになっていたモンジを彼の物語が支え、モンジは彼女らを信じて戦う姿には心が熱くなりました。そして、モンジは妹の覚悟を受け止め、なおかつ自分の覚悟を叩きつけたモンジは着々と『主人公』としての貫禄が見え隠れしているような気がします。
 
 この巻で最終決戦の伏線が出てきた感じもしますが、まだ展開が1転2転しそうな臭いもするので、とても楽しみです。