日々徒然なるままに本を読むモノの足跡。

私が読んだ本の感想などを書き連ねていくブログです。ネタバレを多く含む可能性があるため、十分にお気をつけ下さい。

Web版『攻撃魔術の使えない魔術師』を読んでの感想とか色々

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 最近、フェザー文庫で問題となった『攻撃魔術の使えない魔術師』を文庫版でも欲しかったのですが、周囲の本屋になかったので、Web版で連載されている部分を読みました。これが、ごたごたに巻き込まれて出版中止&連載凍結とは……とても惜しい。

 3歳編から5歳編にかけては主人公の精神(具体的には一人称)と肉体のズレなどで多少違和感を感じつつも、魔術に関する設定がゲーム的でとても斬新で面白く、久々に魔法物で時間も忘れるほどに没頭してしまいました。私の知り合いの方も「家族の絆」が物語の主軸になっているところが良かったと言っていて、そのような面でも読み止まれなかった理由になるのかな?とも思います。あとは、それに加えて、主人公が前世の記憶持ちという設定から来る「俺強ぇ系」な形の描写と【呪文】でしょう。魔術・魔法ものでは雰囲気作りとしての【呪文】はとても大きな役割を担うと私は思うのです。それにこの作品の呪文はとても作り込んでいる様子を受けたので、久々にビビッと来た感じがしました。なんとなくスレイヤーズを読んでいた辺りの気持ちが蘇るようなもので、ラノベ読みとしての厨二心がくすぶられましたね。この辺りが私の心を刺激し続けていたのかなとも推測しています。そして、前述した違和感に関しては10歳編・15歳編辺りから一人称が「オレ」から「私」になっていることもあり、違和感は解消されていって、学園編に突入し、ますます面白くなるか……!?というところでの凍結だったので、とてもとても無念でなりません……。
 作者が「終了」としているため、もう続きが読めないと思うと、とても虚しい気持ちでいっぱいです。「再開」はないのですかねー。